神夜と夜月

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ー大竹宅ー 「夜月起きなさい!学校に遅れるわよー」と母の声が聞こえる。 「分かってるって、今起きるよ」 夜月は体を起こし学校へ行く準備をする。 「今日から二年生ね、神夜のようにとは言わないけど夜月もなにか打ち込める事見つけなさいよ。毎日夜遅くまで遊び回ってないで」 「朝っぱらから説教かよ、俺は生きたいように生きるんだ。成績だって兄貴よりも良いし迷惑はかけてないだろ」 「だけどねー、あんたは昔から…」 「じゃあ行ってきまーす!夜飯はバイト先で食ってくからいらねーよ」 と夜月は玄関に向かった。 「ちよっと、まだ話しは途中よ!」 と振り返った頃には夜月は自転車に乗っていってしまった。 (全く、中学の頃はあんなんじゃなかったのに。反抗期かしら。)
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