57人が本棚に入れています
本棚に追加
それは夕刻に起きた。
──────────
────────
──────
桜「──今日も野宿か………」
その時間、桜は馬に乗って東へと向かっている最中だった。
桜「…ん?───…妖怪?」
僅かに妖力を感じ、正体を探るべく山道に足を踏み入れた。
距離はさほど遠くなく、すぐに妖力の源を確認することが出来た。
桜「………村…」
山の奥、まともな道も通っていない淋しい村を見つけた桜。その村に近づくにつれて一つの疑問が浮かび上がった。
桜「…大人はいないのか?」
子供を数人見掛けたが、大人は誰一人姿を現さない。
桜は進むことにした。
.
最初のコメントを投稿しよう!