廃れた村

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それは夕刻に起きた。 ────────── ──────── ────── 桜「──今日も野宿か………」 その時間、桜は馬に乗って東へと向かっている最中だった。 桜「…ん?───…妖怪?」 僅かに妖力を感じ、正体を探るべく山道に足を踏み入れた。 距離はさほど遠くなく、すぐに妖力の源を確認することが出来た。 桜「………村…」 山の奥、まともな道も通っていない淋しい村を見つけた桜。その村に近づくにつれて一つの疑問が浮かび上がった。 桜「…大人はいないのか?」 子供を数人見掛けたが、大人は誰一人姿を現さない。 桜は進むことにした。 .
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