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──昔々、戦国の世もさらに遡(カサノボ)り、平安と呼ばれた時代のこと…
ギャアアアアアア…!!!!!
貴「「巫女様!!」」
とある屋敷に妖怪が姿を現し暴れる中、一人の巫女がその妖怪を倒した。
全て浄化され、塵となった妖怪を見ようと奥に隠れていた貴族達はぞくぞくとその姿を現す。
巫「…。源氏殿、退治致しました。報酬を受け取らせていただく。」
源「─うむ、よくやった。門前にいる家来より受け取るといい。」
巫「では…」
一礼をして踵を返し、屋敷を去って行く。
身分の差別が厳しいこの平安の世に、法師や陰陽師も敵わぬ巫女はいたのだった──…。
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~一週後~
「巫女様~!」
「巫女様~!遊ぼ~!」
都から少し離れた小さな村に巫女は住んでいた。
巫「ええ、何をしましょうか…」
──突然のことだった。
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