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翌日────…
翠子「ここの村人は私が守ろう、約束する。」
桜「…頼んだ。」
翠子「本当に行くのか…?」
桜「どうしても気になるんだ。…翠子、あとは頼むぞ。」
早朝、荷物を馬に積み、東へと巫女は旅立とうとしていた。
ブルルッ…
馬が鼻を鳴らす。
桜は馬に跨がった。
翠子「一生の別れになるかもしれないな…」
桜「…わからない、だが私は行く。一生の別れになっても構わない。ただ自分を信じて…死ぬまで歩こう。健闘を祈る。」
翠子「…達者でな…」
一人の巫女は東へ向かった。
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