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あれから数日が過ぎた。
昼間の街は人に溢れ、街全体を人間が埋め尽くしている。
あの事件は数日騒がれたがすぐに人々から忘れ去られた。
うねる人波。そんな中。人波に逆らって歩く青年。
そうグレイヴである。
グレイヴ「ふぅ~。最近やけに夜が騒がしいぜ!」
グレイヴ「まぁ~じぁねぇと俺は生活出来ねぇからな。」
そう言うと彼は不敵に笑う。
グレイヴ「にしても最近の悪魔の数は、尋常じぁねぇ。何かの前触れだろうな。」
そう最初に出て来た「異形の者」とは「悪魔」だったのだ。
そしてグレイヴは、地獄から出て来た悪魔達を雇い主から報酬を貰い殺すハンターである。
グレイヴ「まぁ~金には困らないがな!」
彼は人波を逆流しながら街中を歩いて行く。
すると突然。
???「ようグレイヴ!また依頼が入ったぜ。」
突然謎の男が路地の影から出て来る。
チラっとグレイヴがその男を横目で見た。
人々が歩く中、二人だけがその流れに逆らい止まっている。
グレイヴ「ようアゼル!お前も大変だな。」
アゼル「お互い様だぜ!」
二人共軽く笑う。
グレイヴ「で、依頼ってなんだ?」
アゼル「あ!あぁ~あ。少し場所が悪い。移動するぞ。」
そう言うとアゼルは路地の影に消えた。
グレイヴ「ちぃ!しょうがねぇな!」
グレイヴもアゼルの後ろを歩いて闇に消えた!
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