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アゼルは人気のない路地裏に来るとグレイヴの方を向き話し始めた。
辺りは薄暗く屋根の上から落ちる水滴の音だけが響いている。
アゼル「実は今晩、街にある廃墟の教会に行ってほしい。」
アゼル「どうやらそこに大量の悪魔がいるらしいんだ。」
グレイヴ「はぁ!?最近の悪魔は教会に入るのかよ。」
アゼル「どうやらそこで悪魔同士で食い合ってるらいぜ!」
グレイヴ「悪魔同士で食い合い?何か裏があるな。」
考え込む様な体勢になるグレイヴ。
アゼル「こんな不気味な依頼を受けるのは、てめぇぐらいしかいなくてよ。」
グレイヴは考え込む体勢からアゼルを見ると、呆れた顔で…………。
グレイヴ「おいおい!それはないぜ!」
グレイヴ「お前だって立派なハンターだろ?てめぇがやれば済むじぁねぇか?」
アゼル「俺はまだ命が大事なんでな。」
グレイヴ「たく!分かったよ。報酬はたっぷり貰うぜ!」
アゼル「任せとけ!依頼主には俺から話しとく。」
グレイヴ「じぁ~な!」
そう言うと片手で軽く別れの挨拶をすると闇に消えて行った。
アゼル「やる気あんのかねぇ?」
アゼルもまた闇に消えて行った。
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