はじまりは

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君の笑顔の為に 隠したこころ 黒いベールに包んだまま さぁ舞台へ 幕が上がる 僕の頬には一滴の涙 軽やかに踊る僕に 君の瞳 輝いて さぁ 風を君に この手から 贈ろう 時に 冷たく驚かせば あとに続くはじける君の 時に 爽やかにそよがせて 優しく漂う君の 暖かな春を運んで ホッと和んだ君の すべての笑顔の君を いつまでも… 見ていたいから 僕は 化粧に隠す 伝えきれない思い 軽やかに踊り続ける僕に 君の笑顔あふれて 軽やかに踊り続ける僕は 幸せすぎて 涙溢れて 君の笑い声が 僕の心 震わせるよ 幸せなんだ 君だけを感じて どうかな今日の僕は たくさん幸せ 運べたかな 君の心確かめる すべはないけど 君の背中に 満足するんだ 何度も振り返って 手を振る君の 子どもみたいな笑顔に 満足するんだ 小さくなる君の背中に 僕の心から一滴の涙 気付かれない様 こぼれ落ちる 独り鏡に向かい 帽子を取るよ さぁ戻ろうか 狂うほど君を愛する僕へ 激しくて 切なくて この手に抱き寄せたい 君の笑顔 化粧を落とした素顔の僕 悲しく映る 暗く光る鏡 僕を静かな場所へ 今夜も連れてく 堕ちて行こう これ以上泣かないように 堕ちて行こう だれにも見つからない処へ 明日のために 君の笑顔を見るために
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