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「蓮華っ、起きなさい!」 布団を捲りあげ、母さんが怒鳴ってる。きっと6時なんだろな。 『今、起きるから…。』 本当に寝て直ぐ起きた感じだな。 夢なんて一切見てない。 『…って、6時20分かよ!?』 間に合わないだろ。 顔を洗って歯を磨いて髪をセットして、制服に着替えた。 「蓮華、朝ごはんは?」 母さんが暢気に朝御飯をテーブルに並べている。 『悪いけど食べない。食べてたら遅刻するっ。』 俺は焦りながら家を飛び出した。 ただひたすら人を掻き分けて学校まで走り続けた。
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