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私は、それからも達也とパーティーを組んでゲームをしていた。
『愛してるよ。加奈も愛してるって言って。言わないと寝ちゃダメ』
『なんでよ』
『いいじゃん言ってよぉ』
『はぃはぃ愛してるよ』
こんな会話をしながら、笑い合っていたから、冗談やノリのつもりで私はいた。
ある時、達也の紹介で知り合ったフレンド
加藤 優斗
29歳
仕事終わりに、ゲームをしていたら、優斗からチャットがきた。
『加奈ちゃん何してるのぉ?』
『ソロでレベル上(笑)』
『時間あるから、何か手伝ってあげるよ』
『マジ!有難う~』
そう言ってくれた優斗は、勿論、達也より断然レベルは上
手伝って貰えるんだから素直に甘えるでしょ普通
それから優斗がいつも私の手伝いをしてくれていた・・・
そんな時である
『加奈 最近、優斗さんとよくパーティーしてるよね?』
『うん。色々手伝ってくれてるよ』
『優斗さん気をつけてよ。番号聞かれても言っちゃダメだよ。俺がいるんだからね』
は?俺がいるんだから。って何!?
いやいや私が誰と連絡とろうが関係なくない?
てか、これゲームなんですけど・・・
この頃から達也が、嫉妬むき出しになり、私への執着も強くなった。
あまりにも酷くなった達也に私は耐えられず、
優斗に話をした。
『まぁゲームだから、上手くやりな。楽しくないと意味ないじゃない』
はい。ごもっとも…
『てか加奈ちゃん。番号教えてよ。連絡とらない?色々教えてあげたいけど定型文チャット難しいから。嫌ならいいよ。無理しないでいいから』
私は優斗を信じていたし、お兄さん的存在だったので番号を教えた。
それからというもの、
優斗とはよく連絡をとるようになり、今度遊ぼうよ。と言われたので、私はOKした。
勿論、手は出さない。と言っていたから…
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