オンラインゲーム

4/4
前へ
/195ページ
次へ
私は、それからも達也とパーティーを組んでゲームをしていた。 『愛してるよ。加奈も愛してるって言って。言わないと寝ちゃダメ』 『なんでよ』 『いいじゃん言ってよぉ』 『はぃはぃ愛してるよ』 こんな会話をしながら、笑い合っていたから、冗談やノリのつもりで私はいた。 ある時、達也の紹介で知り合ったフレンド 加藤 優斗 29歳 仕事終わりに、ゲームをしていたら、優斗からチャットがきた。 『加奈ちゃん何してるのぉ?』 『ソロでレベル上(笑)』 『時間あるから、何か手伝ってあげるよ』 『マジ!有難う~』 そう言ってくれた優斗は、勿論、達也より断然レベルは上 手伝って貰えるんだから素直に甘えるでしょ普通 それから優斗がいつも私の手伝いをしてくれていた・・・ そんな時である 『加奈 最近、優斗さんとよくパーティーしてるよね?』 『うん。色々手伝ってくれてるよ』 『優斗さん気をつけてよ。番号聞かれても言っちゃダメだよ。俺がいるんだからね』 は?俺がいるんだから。って何!? いやいや私が誰と連絡とろうが関係なくない? てか、これゲームなんですけど・・・ この頃から達也が、嫉妬むき出しになり、私への執着も強くなった。 あまりにも酷くなった達也に私は耐えられず、 優斗に話をした。 『まぁゲームだから、上手くやりな。楽しくないと意味ないじゃない』 はい。ごもっとも… 『てか加奈ちゃん。番号教えてよ。連絡とらない?色々教えてあげたいけど定型文チャット難しいから。嫌ならいいよ。無理しないでいいから』 私は優斗を信じていたし、お兄さん的存在だったので番号を教えた。 それからというもの、 優斗とはよく連絡をとるようになり、今度遊ぼうよ。と言われたので、私はOKした。 勿論、手は出さない。と言っていたから…
/195ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加