第二章

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キーンコンカーンコーン   その音を聞き、生徒は皆教室の外へと向かう 私はふと、窓から外を眺めると無緑の乗る車が道路の所にあった   「孤鳥は、良いよねー」   不意に後ろから女の子の声が聞こえる 女の子は私の友達の、天津 実砂   「何が?」   と、私が聞き返すと   「いや、何時も格好いい車で送り迎えだし…恰好良い執事さんがいるし…」   実砂は羨ましそうに言い、私を見た 私は軽く返事をし、また明日と言ってすぐに教室を出た 学校は嫌いだわ… 憂鬱になるものよ… ハァとため息をつきながら、無緑の元へ向かった
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