第一章

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私の両親は数年前に事故で亡くなった さほど悲しみは無かった それ以来、私は一人でこの洋館に住んでいる 寂しい事は無い 私は毎晩、地下室へ向かう 洋館なのだから、あっても別に可笑しくは無い だが、私は確かに両親が死ぬ前までは地下室に住んでいた いや…地下室に閉じ込められていた…   私の家系は黒魔術によって構成されていた 代々、この地下室で自分の家族の一番上の子供にいろいろさせていたらしい それの儀式の様なものは、現在まで残っている 地下室は真夜中になると異界へと変わる
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