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ザッ、ザッ、ザッ
ふと何処からか足音が聞こえる
私は『来た』と思った
私は静かに辺りを見渡した
すると
「おや…久しぶりに来てみれば先客ですか…」
目の前にたっていたのは、燕尾服を着た男だった
「貴方こそ誰…?
あぁ…読めたわ…悪魔ね」
私は欠かさず相手の過去を見た
大体の事は把握し、すました顔で相手を見ると相手…いや悪魔は驚いた顔をした
「ほぅ…私の正体が瞬時に分かる者には初めて出会いました…
で、貴女は何者ですか?」
あくまで落ち着いた雰囲気で話す悪魔
私は悪魔に背後にある扉を指差し
「私はただの人間よ
ただ、くだらない家系によって不思議な力を手に入れただけ…
後ろの扉は、私の住む洋館の地下室に繋がっているわ…」
と説明をした
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