瞼の奥で

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私が選んで試着した物を すんなり買ってくれるパンク君に 私はすっかり好意を抱き 話し掛けていた。 「彼女にですか? 羨ましいなぁ~。 喜んでくれると良いですね!」 パンク君は一言 「違うよ。」っと否定し 失敗った私は 「そうなんですか…。」 って、訳のわからない 咄嗟の返答に 彼は「いくら?」 って聞いてきた。 私は電卓を叩き 「4万2600円です」 って言って電卓を出した。 彼はブランドのお財布を出すと 中からゴールドのカードが出てきた。 何となくだけど 品の良さを感じるのは 育ちのせいなのかも…。 そんな事を思いながら 彼を見返してみた。
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