188人が本棚に入れています
本棚に追加
/300ページ
暫く歩いていると、ちょうど木立が視界を遮り、一際、見通しの悪い場所に出た。
ここだ!と思ったミノリは、そこで一目散に駆け出した。
やや間があって、後ろにいた何者かが、ミノリが駆け出したことに気付く。
すると、そいつも、ミノリを追うように、駆け出した。
やはり、ミノリを追ってきているのだ。
そう意識すると、ミノリを恐怖と焦りが襲った。
懸命になって、ミノリは走った。
最初のコメントを投稿しよう!