‡第4章‡
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代わりに、なんとか、その場をごまかそうとするように、口を開いた。 「桜神ってのは、神社で祭ってないの?」 しかし、その声は、滑稽な程、かすれ切っていた。キマリ悪く思いながら、ノドがカラカラになっていることに気付く。 「ああ。 桜神は、別の場所に‘居る’んだ!」 「別の場所?」 「ほら、あそこ」 そう言って、ツヨシが、前方を指差した。
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