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「ふ~ん。
さっきの道を通って来るのか?
大変そうだな」
ミノリは、こんな村がホントに賑やかになるのか?、と疑わしく思いながらここまで来る、道の険しさを思って、呟くように言った。
それを、ツヨシが、笑って否定する。
「違うよ!
もう一つ、ちゃんとした道があるんだ。
今通って来た道は、近道なんだ」
ミノリは、枝垂れ桜を見上げながら、通って来た小道でのハプニングを思い出し、僅かに顔をしかめた。
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