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ミノリにとっては、甚だはた迷惑で身勝手な要求だった。
「はぁ~~~~~。
・・・・・・うぜえよな」
窓の外を見ながら、ひとりごちる。
窓の外には、雪に覆われた山々がうんざりするぐらいに連なり、寂しげにさえずる鳥の声と、それに混じって笛と太鼓の音が聞こえてくるだけだった。
そんな風に、暇を持て余しているミノリを、下で春樹が呼んだ。
どうせロクなことじゃないだろう、と思いながら、下へ下りていく。
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