‡第3章‡

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「何?父さん」  ややぶっきらぼうな口調になった。  だが、さいわいにか、あいにくか、春樹はそれに気付かなかったようだ。 「おお、ミノリ、来たか! これから、神社まで行くから、お前も一緒に来い!」  春樹の言葉に、ミノリが、露骨に顔をしかめる。 「やだよ、俺! なんでそんなトコに行かなきゃなんないのさ~?」 「祭の準備を、みんなが神社に集まってしてるから、これから俺達も行くんだ!」
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