‡第3章‡

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 地面は土が剥き出しで、凸凹しており、所々、雪が残って、ぬかるんでいる。  ミノリは、雪と泥に足を取られながらも、奥へと進んで行った。  5分も進めば、状態の悪い道のせいで、汗だくになった。  そこで、ふと気付く。  確かに、状態は悪いが、歩けないという程ではない。  普通、こんなに細い道なら、雪に埋もれて、とても、入ることすら出来ないのではないだろうか?  多少の雪は、木々に遮られるにしても。
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