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そういえば、この道は、どうやら誰かが頻繁に、足を踏み入れているような、そんな痕跡が見られる。
こんな所に、いったい誰が、やって来るんだろう?
ミノリは、そう思ったが、そのことを深く考えることはなかった。
それよりも、目的があるわけでも無いのに、こんな所で汗だくになっている自分の思い付きが、子供っぽくて、馬鹿馬鹿しくなってきていた。
もう帰ろうか、と迷い始める。
元々、この先に行っても目的があるわけではない。
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