‡第3章‡

27/33
前へ
/300ページ
次へ
 そもそも、ゴール自体が無いのだ。  どこか、適当な所で引き返さなければならない。  だが、この細い道が、どこに通じているのか、なぜかミノリは気になった。  そんな風に、迷いながら進んでいると、自分の足音ではない足音が、いつの間にか、混じって聞こえてくることに気付いた。  誰だろう?村人だろうか?  だがその足音は、‘ミノリよりもスムーズ’に、歩を進めている。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

188人が本棚に入れています
本棚に追加