‡第3章‡

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 いったい誰なんだ!?なぜ、声を掛けてこないんだ?  そいつが、気付いていないはずがない。  そいつは、一定の間隔を空けて、ついて来るのだ!  ミノリには、振り返る勇気など、とても出せない。  立ち止まって、そいつをやり過ごす勇気もなかった。  ここは、一本道で、脇にそれることなど、出来ない。  ミノリは、ここに来たことを、激しく後悔していた。
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