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とりあえず数十分前くらいにさかのぼる。
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俺はいつものように学校に行き、暇な授業は全て睡眠学習をしていた。
まぁそんなこんなで昼休みになって食堂に友達と行こうとしてたわけだ。
「修也。今日学校終わったらカラオケ行かない?
堀川とか大宮とかマイケルとかも来るらしいからさ」
俺を誘ってきた笑顔が輝いている天パ気味のこいつは俺の遊び仲間の伊藤拓海だ。
俺も今日は暇だったので肯定の意味の返事を返す。
「おぅ、いいぜ」
「それにしても暑くない……?」
「だなぁ……」
拓海はYシャツの胸元を指でつまんでパタパタとしていた。今は夏真っ盛りでもないけどまぁまぁ暑い五月である。
まだ俺らと同じ三年生も部活を引退していない時期なのだ。
俺か……?
うるせぇよ。どうせ俺や拓海は部活やってないひきこもりだよ。
まぁふてくされてても仕方がない。
こう見えても俺はそんじょそこらの部活やってるやつらよりは体力あるからな。
俺が色々な思考を頭の中でめぐらせているうちにいつの間にか食堂についていた。
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