第1話 プロロロロ~グ

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「おばさーん! 焼きそばパン一つ!」 この天パ野郎は図々しくも頑張って働いている白いエプロン、三角巾をしたおばさんにパンを取れみたいなことを言いやがった。 自分でとれよこの野郎。 「はいよ」 おばさんは笑顔で拓海に焼きそばパンを渡していた。 裏では何考えてるんだろうな……。 俺はいい奴だから……、 何? 自分でいい奴とか言うなって? ごめん調子こいた……。 なんて言うと思ったかブァーカ! ごめん……。 とりあえず俺は自分でカレーパンをカウンターからとり120円と一緒におばさんに渡した。 「これください」 おばさんは金を受け取った。 「はいよ。持ってっていいよ」 俺はカレーパンを持って拓海が座ってるテーブルに向かった。 天パ野郎は生意気にも俺が来る前にパンを食ってやがる。 あぁ、テーブルに焼きそばが落ちてるじゃねーか……。 とりあえず俺は拓海の向かいの椅子に座ってパンの袋をあけた。
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