桜と二人
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「紗希、結婚しよう」 「はい」 椋が指輪の入った箱を出す。指輪を出し、指にゆっくりとはめた。 紗希は花のように微笑んだ。 その時、大量の花びらが二人の周りを囲んだ。 ――二人を祝福するかのように。 空と桜だけが二人を見ていた。
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