第2話

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教室に入るなり、『くびわ付き』なるあだ名を付けられた日から もう2週間は経とうとしている。 いい加減、あだ名にも慣れて来た頃である 「パートナー」 給食を食べながら、CUBE君が話しかけてきた 普段からの話し相手であるCUBE君、あだ名は逆流王子 給食に出たトーラス製薬の激しく特濃牛乳を吹き出してしまったからだ ―――あの時の事気にしてるのかな・・・ そう思いを巡らせていると、それを悟ったCUBE君が続ける 「パートナー、貴方は気にしなくても結構です。」 どうやら俺の心配は杞憂に終わったかのように思えた。 そう、俺が牛乳を飲み始めるその時までは
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