第3話

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牛乳速飲み勝負で保健室のお世話になったあの日から数日後 テストの時期を乗り越えた頃 授業…と言ってもテストの結果配布が殆どだったが それも終わり、各々帰る支度をしながら談笑に耽っている 俺もまたその中の1人である。 ―――あ~テスト大変だったな~ で、どうだった? 結果が渡された後にこんな会話をするのが人情だ。 「テストの成績は良くなりました。良い傾向です」 「オイ…マジかよ!?夢なら醒めッorz」 CUBE君のように良い点を取れた人も居れば ノーカウント(あだ名)のようにあまり良い点を取れなかった人も居る そんな中にやはり彼がやってきた 「ここに居るのはランク1、オッツダルヴァだ」 ―――やっぱり来たよ…水没王子 「水没だと?認めん、認められるか」 ―――水も滴る良い男って事だぜ(…モチロン嘘だけど) 「ここに居るのはORCAのイケメンランク1、オッツダルヴァだ」 ORCAとは彼の所属している部活の呼び名である 水泳部の事だけどね! そこで彼は最高の潜力と称されている!…らしい そう読者に説明を送っていると 「進化の現実を教えてやる」 とオッツダルヴァがテストの結果を見せてきた モチロン、どれもコレも高得点であった。 全教科で80点台をキープしている 彼がクラス2位に落ちる日は来ないだろう
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