愛してるんだ、太陽

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「エロコックは片付けとナミ達の相手で忙しいらしいからな」 「んン~、じゃあ何するゾロ?」 一瞬悩んだが、あっさり決まる夜まで過ごす相手 「ぇ、ちょ、ま、」 「釣りでもして、昼寝するか」 「にししっゾロらしいなっ、いいぞ!」 サンジがショックを受けている間にルフィはウソップ釣り竿ーー!!と駆けて行った 「このクソマリモ!てめぇ...」 「は、選んだのはルフィだぜ?」 悔しそうなサンジを鼻で笑うゾロ その目はこう語りかけていた (ルフィと一番一緒にいんのは俺なんだ、理解してんのも俺だ、ルフィの横も俺のもん) ぎらぎら野獣の目 これを向けられたのがウソップやチョッパーなら、顔面蒼白になって何もしてなくても謝るだろう けれどなにかと睨み合っているサンジに効く筈はなく 「てめぇこそ調子乗ってんじゃねぇよクソ藻が」 「ぁあ?」 ルフィ以外はその状態に気付き、少し冷や汗をかきそうになるが 「ゾロ!釣り竿準備出来たぞーッ」 てけてけ走ってきたルフィ、その手には釣り竿が一本 「サンジ、ん!」 ぐい!とサンジに渡された釣り竿 二人がぽけっとしているとルフィが笑う 「片付け終わったらサンジも釣りしよーなッ」 「「!」」 サンジは嬉しそうにおうと笑い、ゾロは溜め息を吐いてルフィの頭を撫でる  愛 し て る ん だ、 太 陽 (太陽みたいに笑うお前が好きだ!) (ああもう、溶けてなくなりそう!)  
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