愛してるんだ、太陽

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「サンジ!メシ!!」 がばッ 「ぅおっ!?」 「はらへった!腹へったーー!」 そうサンジに後ろから張り付いて叫ぶ我らが船長、ルフィ 「阿呆かてめぇ!さっき昼飯食ったばっかだろーが!!」 「ウソップ達と騒いだから腹へったんだ、なんかくれよ~!」 おんぶお化けよろしく張り付いて食べ物を強請るルフィに、なんだかんだ言っていたが結局サンジはルフィにデザートを与えた ナミさん達のついでだ、ついで!と理由もちゃんとつけて 「ウチの男共は全く、ヘタレばっかね」 「ふふ、可愛らしいじゃない」 サンジの持ってきたデザートを食べつつ、じゃれる二人を見ながら ナミは呆れたように、ロビンは面白そうに言った 「サンジ、サンジ!」 「なんだクソゴム、」 「これ美味いぞッ」 「っ、当たり前だクソゴム!俺を誰だと思ってやがる」 密かに(周りにはバレバレだが、あくまでも本人は密かに、)ルフィに恋するサンジは ルフィの満面の笑みと毎回送られる美味いと言う言葉に少し顔を赤くした 「サンジは世界一のコックだ!俺のジマンの仲間!」 照れ隠しの台詞に返ってきたルフィの言葉に (お前だって可愛い俺の自慢の船長だ) そう言葉にはせずに思う そして愛しさを孕んだ瞳でルフィの頭を少々乱暴に撫でるのだ 「なにすんだよサンジ、」 しかし、ここで忘れてはいけない ルフィを溺愛するのはサンジだけではない 特に、 「調子のんなよ、ぐる眉エロコック」 腹巻きがトレードマークのあの人を 「ゾロ!起きたのか?」 「おう、遊んでやるからこっち来いルフィ」 ルフィが振り返るとギラリと光っていた目を緩ませ、くいくいと指で呼ぶ 特に一番目の仲間であるゾロはルフィを愛してやまない 酔えば口が軽くなって、ルフィは俺の天使だ!と表現する程。もう絶世の美女を前にしたサンジの様にそれはもう顔を緩ませて  
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