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──【2－1】──
階段をあがり、ついたクラスは既に騒がしかった。
ワイワイガヤガヤ……
(クラスはここね……席は……窓側……前から４番目か。)
純一は自分の席へとつく。
自然と女子の視線を感じる……
(まぁ……俺は容姿端麗だから……意外に一緒のクラスになって喜んでる女子もいるはず……)
純一のナルシストぶりがでる
『ねぇねぇ！榊くんって好きな人とかいるの？？』
待っていましたかと言うかの勢いで純一近寄ってきた女の子がそう聞いてきた
『え……？てか君だれ……？』(意外に可愛いけど……)
『ヒドい～！灯(あかり)だよ！同じクラスの佐々木 灯だよ！』
『ふぅ～ん……知らんな』
『…………で……？』
『教えない……』
『え……』
少しすねたような顔をして
灯はチャイムと同時に自分の席へと戻っていった……
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