アパートと幽霊

新たな生活

僕の名前は「三嶋 京介」今年高校を晴れて卒業して大学生になる。

今は一人暮らし用の物件を探しまわってる。まあ、もう僕的には最高な物件を見つけてしまったんだけど…
しかし変に面倒見のいい親が気を利かせていろんな物件を見た方がいいと連れ回すせいで色々と見て回る羽目になった
。

結局決まったのは僕的に最高の物件だったんだが…。

その物件とは古ぼけたアパートで…ってのは失礼なので、趣きのあるアパートでトイレも風呂も付いて（狭いけど）一応ちゃんと台所と居間が分かれている部屋だ。
駅も近くて交通も問題ない最高の物件だった。

なのに、家賃がかなりの低価格でしかも敷金礼金もほとんどないようなものだった。
僕は少し怪しく思ったが迷わず（親に連れ回された後）この物件に決めた。

…………これがまさか…アイツと出会う事になるとは…誰が想像出来たろうか。この時もう僕は薄々気付いていたけど敢えて考えないようにしてただけなのかもしれない……。