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『クリフェトン・クォーツ』……。
デュバルムに散らばる宝の中で、伝説のコレクター・クリフェトンが最高のコレクションに自らの技術を組み込み作り上げた作品。
世界に九つしか存在しない究極の力を秘めた武器の総称である。
多くの旅人がそれを求め、伝説のコレクターに立ち向かったものの、それを奪い取ることができた者はいない。
やがて、コレクターの死後、その武器の存在は忘れ去られ、他愛もない噂だけが大陸でも微かに聞こえるのみとなってしまった。
……。
そんな神の悪戯が作り出した武器が、クリフェトンの名のもとに記された古書へと集う。
第一の神頁……。
それは、いかなる光さえも断ち斬る天変地異を秘めた柵の剱。
振り放つ斬撃は大地を揺るがせ、一閃の如く振り下ろされた衝撃は生命の息吹すら蝕むと言われている。
所持者に最高の力と永遠に渡る死神の加護を与えるその大剣は、やがて訪れる刃の解放を待つかのように、その地に癒えることない傷痕を刻み付けていた。
…―
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