娘への気持ち

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「さゆりん、学校終わったらなっちゃんと三人で遊びにいこうよ」 「うん、私新しいCD買おうかな」 二人の楽しげな会話が遠くから聞こえる。 僕は、小百合の幸せが一番大事であった。 小百合が生まれてすぐ足に障害があると医者に告げられた時、僕は正直戸惑った。病弱な妻と育てられるか心配だった。 でもまもなくして妻が亡くなると僕は僕の父母とともにこの子を育てることになった。
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