my dream

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「良かったじゃん、羅夢。これで夢にまた一歩近づけるんだろ?僕は応援してるから。アメリカで思う存分勉強してきなよ」 応援しなくちゃ きっと羅夢にとって これはまたとないチャンスで 逃してしまえば ずっと夢に見ていた 歌手も遠ざかってしまう そんな思いは 羅夢にはして欲しくない 好きな人には 幸せになって欲しいんだ 「裕太は寂しくないの…?2年間ずっと会えなくなるんだよ。あたしは耐えられないよ…!」 「そんなの…寂しくない訳ないだろ?出来ることなら今までみたいに会いたい時に会いたいよ。でも僕のワガママで羅夢の夢を壊すなんて絶対にいけない。それに…会えなくても手紙とか、連絡取る手段はあるんだから」 僕はまだ子供だから 会いに行くなんて そんなこと言えないけど せめて 連絡だけは取っていたい 僕と羅夢が 付き合ってることを 忘れたくないんだ 「今思えばあたし…甘えてたんだよね。夢を追うなら、大切なものを失う覚悟くらい、持たなきゃいけないはずなのに。歌手になった自分の隣には裕太がいるって、勝手に思ってたんだ…」 呟きにも近い声 でも僕の耳には しっかり聞こえていた 「何か言った…?」 僕は彼女を 問いただすことなく もう一度と促す 「ううん、何でもないよ」 本当は聞こえてた どんな意味か 知りたかったんだ でもとても怖かった だって僕には 悪い意味のように 聞こえてしまったから  
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