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始業式も終わり入学式も終わり千景達の学園生活が本格的に始まろうとしていた。
「おはよー。あれ?隼斗達は?」
準備を終え自分の部屋から出るとリビングにやって来た千景。
いつも居るはずの隼斗達が居なかった。
「おはようさん。先に行きやがった。」
不機嫌そうに優翔は答えた。
「何で?寝坊でもしたかな?」
時計に目をやる千景。だが、いつもと変わらない時間だった。
「気を遣ってるんだよ。たまには二人で登校するのも良いんじゃない?」
そう言って二人にウインクをするとキッチンへと消えた雪夜。
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