プロローグ

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「俺様はドチビな千景と違って菓子で釣られる程ガキじゃねぇんだよ。」 「またドチビとか言ったな!最近は言ってなかったのにさ!俺もガキじゃない。」 「分かったからちょーっと黙ろうなー。」 穏やかな声で千景を宥めるのは松風 隼斗(まつかぜ はやと)である。 「荒れたくなる気持ちは分からなくも無いけどさ。」 そう言って苦笑するのはよく気の利く雨宮 龍飛(あまみや たつひ)である。 「もうすぐ終わるみたいだぜ。つか、クラス見てねぇな。」 「皆と同じクラスだったら良いよな。」 高校生活最後だから皆と同じクラスで過ごしたい。
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