「んなドラマみてぇなことあるかァァァ!!!!」ってツッコむ(略)

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「へ、屁怒絽くんゥゥゥゥ!?」 そう、見た目は怖いが心優しい屁怒絽君だった。 相変わらず恐ろしい顔で妙たちの方へ寄ってくる。 ニタァと口が弧を描いた。 本人は笑顔を向けているつもりなんだろうが………………滅茶苦茶怖いです、もうトイレ一人じゃいけないよ。 「志村さんの言っていたドラマチックな展開…僕はあってもおかしくないと思います」 「本当っ!?」 屁怒絽の前ではいつも身体をビクつかせていたはずの妙が目をキラキラさせて、奴に近寄った。 「えぇ、僕もそういう展開に憧れていましてね。身近で起きたら、きっと興奮してしまいますよ」 今度は目を細めて微笑む屁怒絽。 アレは微笑んでなんかいないよ、絶対。 獲物を狙う目だよ、姉上ェェェェ逃げてェェェェ!!!!!!!!と新八は心の中でツッコんだ。 そんな時、天井にめり込んでいた近藤がぱらぱらとコンクリートの欠片を纏いながら床に落っこちてきた。
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