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「ねェ、新ちゃん。新ちゃんはどう思う?」
「え、僕ゥゥゥゥ!?」
くるりと妙は隅の席に座る新八に話を振った。
いきなり話を振られた新八は、わたわたしつつも席から立ち上がり、妙たちの輪に入ってきた。
人差し指でぽりぽりと頬を掻きながら新八は言いにくそうに口を開く。
「えっと…僕もそんな展開はないと思います、よ?」
控え目にそう言えば、妙は肩を落として残念そうにした。
「そう、新ちゃんも分かってくれないのね。私の弟である新ちゃんなら分かってくれると思ったのに…」
小さく溜め息をつく妙に新八はハッとし、慌てて言い直そうとした。
「い、いやいや、やっぱりさっきの無しで!僕も姉上と同「僕は志村さんの気持ち分かりますよ」」
必死に言い直す新八に被さる声が一つ。
声がした方向見れば立っているのは緑色。
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