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俺の名前は和幸。
今年度から中三になったばっかのまだまだこれからの若者だ。
「和幸ぃ~学校遅刻するよぉ~!」
外からの声、幼なじみでご近所さんの優那だ。
「わぁ~ったよぉ~今行く!」
優那はとっても元気で、女子グループの中心的人物だ。しかも何気にかわいい。
「優那ちゃん待たせてんだから急ぎなさい!」
母の声が部屋に響いた。
「はいはい。行ってきまぁ~す。」
「優那珍しく朝早いじゃん?どうしたんだよ?」
「今日から三年なんだから朝から行かなきゃ後輩に笑われるでしょ!」
笑いながら優那が行った。
「はいはい。今日は槍か刀がふるな。」
バシッ!
一発軽快な優那の張り手が俺にはいったのだった。
「優那ぁ~おはよぉ~!」学校について元気に優那に声をかけた子。この子は佳代子(かよこ)優那の友達だ。
「和幸とはクラス別みたいだからまた始業式の時ねぇ!」
笑いながら俺に声をかけたのだった。
「よーよー色男さんよぉ~今日もまた優那ちゃんと登校とは良いもんですなぁ~。」
ひねくれた言葉をかけて来たのは俺の友達のユウトだ。
「おはよぉユウトくん。」ふざけて挨拶をかわした俺だった。
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