第一章

2/35
776人が本棚に入れています
本棚に追加
/203ページ
俺の名前は和幸。 今年度から中三になったばっかのまだまだこれからの若者だ。 「和幸ぃ~学校遅刻するよぉ~!」 外からの声、幼なじみでご近所さんの優那だ。 「わぁ~ったよぉ~今行く!」 優那はとっても元気で、女子グループの中心的人物だ。しかも何気にかわいい。 「優那ちゃん待たせてんだから急ぎなさい!」 母の声が部屋に響いた。 「はいはい。行ってきまぁ~す。」 「優那珍しく朝早いじゃん?どうしたんだよ?」 「今日から三年なんだから朝から行かなきゃ後輩に笑われるでしょ!」 笑いながら優那が行った。 「はいはい。今日は槍か刀がふるな。」 バシッ! 一発軽快な優那の張り手が俺にはいったのだった。 「優那ぁ~おはよぉ~!」学校について元気に優那に声をかけた子。この子は佳代子(かよこ)優那の友達だ。 「和幸とはクラス別みたいだからまた始業式の時ねぇ!」 笑いながら俺に声をかけたのだった。 「よーよー色男さんよぉ~今日もまた優那ちゃんと登校とは良いもんですなぁ~。」 ひねくれた言葉をかけて来たのは俺の友達のユウトだ。 「おはよぉユウトくん。」ふざけて挨拶をかわした俺だった。
/203ページ

最初のコメントを投稿しよう!