バカ襲来

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渚「朋也君…ですか?…」 朋也「ああ、俺だ。一体どうしたんだ?職場にかけてくるなんて珍しいな…」 渚「大変なんです…」 朋也「どうした?汐に何かあったのか?」 渚「いえ、そういうわけではないんですけど…」 朋也「?」 渚「変な人が、家の周りを彷徨いてて…」 朋也「セールスか何かじゃないのか?」 渚「いえ、それが…窓から覗いてくるんです…」 朋也「何!?一体どんな奴だ?」 渚「顔はよく見えませんでしたが、黒い髪のスーツを着た男の人でした。」 朋也「わかった!もう少しで仕事も終わる。すぐに帰るから、ちゃんと戸締りして汐の側にいてやってくれ!」 渚「わかりました…でも、お仕事はきちんと終わらせてから帰って来て下さいね…」 朋也「ああ、わかってるさ…気を付けろよ!」 渚「はい…」 ガチャッ…ツー…ツー…ツー… (クソッ!一体誰だ!?渚と汐に手ぇ出しやがったら許さねえぞ…) 同僚A「どうした?何か顔色悪いぞ?」 朋也「え?あ、いや、何でもないッスよ…」 同僚B「何だ?奥さんに叱られたのか?」 朋也「…まあ、そんなところッス…」 同僚C「まあ、若いうちは色々あるだろうけど、頑張んな」 朋也「はぁ…」 同僚との会話に適当に相槌を打ちながら、早く定時にならないかと時計を見ていた…
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