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チッ…チッ…チッ…
時間の進むのがやけに遅く感じられる…
渚にはああ言ったが、実際仕事どころではなかった。焦りと不安で何も手につかない…
同僚「まあそう緊張しなさんなって( ̄ω ̄
夫婦喧嘩なんて出来るうちが華だぞ?うちなんか3ヶ月前からろくに口利いて…」
朋也「えっ!?…はぁ……」
そうだった、皆は只の夫婦喧嘩だと思ってるんだっけ…いっそのこと、それならどんなに気が楽か…それならこんなに気を揉むこともないだろうし…
同僚「まあ、そう悩みなさんな(´ω`)雨降って、地固まるって云うからよ。」
そう言いながら、同僚が肩を叩いた瞬間
…カチッ…
針は定時を指した…
椅子から立ち上がると、
朋也「お疲れ様でした。」
言うが早いか驚いた顔の同僚には目もくれず、一目散に出口へと向かう。
と、そこで仕事から戻った芳野さんに出くわす。
芳野「ん?岡崎どうした、そんなに慌てて?」
朋也「あ…いやちょっと…」
同僚A「そいつはさっき奥さんからお叱りの電話を貰って気が気じゃないのさ(・ω・」
同僚B「若いって良いよな~」
上司「芳野、良かったらそいつを家まで送ってやってくれねえか?会社の車、使って良いからよ。」
芳野「俺は別に構わんが?どうする?」
朋也「頼みます」
同僚達「明日も無事に会社来いよ~ノシ」
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