第九章~消えぬ恐怖~

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藤『黙って俺のもんになれや、野久保』 恥「っ…いやだー!!」 あの日の恐怖が蘇って、涙か溢れて二人が押さえてきれないくらい暴れて声を張り上げる。雄ちゃんと剛にぃに届くくらい。 恥「うぁぁぁ!!」 ?「くそっ、大人しくしろっ!」 恥「うぐっ!ふぅっ!」 けれど、口にタオルを巻き付けられ、一人が腕を掴み一人が足を掴んで自身をあてがって無理矢理射れてきた。痛くて苦しくて何もかもがおかしくなって… 恥「うぐ…っ」 ?「良いねぇ、最高♪」 ?「ズルい!早く俺にもヤらせろよ」 ?「ちょっと待てよ」 耳元で行われる会話に更に恐怖を感じて、気付いたら気絶していた。 ―心Side― ノックが誘拐されて、俺達とヘキサゴンファミリーでノックを探しまくった。思い当たるフシがあるとふじもんさんに言われて、俺と剛にぃはある人のマンションの前にきていた。 心「ここか…」 羞「多分な。」 お互い頷きあいインターホンに手をさしのべた…その時。 恥『っ…いやだー!!』 ?『くそっ、大人しくしろっ!』 羞心『!?』 ノックの叫び声と聞き覚えのある怒鳴り声にヤバいと感じた俺達は、預かった合鍵を使って中に入った。
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