最終章~温もりを感じて~

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入院から一週間後。すっかり体調も良くなり、一人でも歩けるようになったので屋上に来ています。 恥「やっぱ外は良いねぇ♪」 緑「ずっと中だと落ち着かないよね♪」 僕が部屋を出た時、丁度お見舞いにまいちゃんが来てくれたので一緒に屋上に行くことにしたのだ。 恥「うん。あ、そうだ!」 緑「どうしたの?」 恥「色々有り難う。まいちゃん達のおかげで二人に気持ち伝えられた。」 緑「わたし達は何もしてないよ?」 僕の言葉に首を振ったまいちゃん。告げられた言葉に首をかしげるとにっこりとまいちゃんが笑ってきた。 緑「わたし達は背中を押しただけ。あとはのっくんの力で叶えたんだよ♪」 恥「そう…なのかな?」 緑「そうなの!あ、そうだ。明日退院だよね?」 恥「あ、うん」 緑「じゃあ、全部終わったらフジテレビに来て!あ、用事が有るから帰るね♪」 恥「あ、まいちゃん!…終わるの何時か判らないのに…」 僕に言いたいだけ言ったまいちゃんは、急いで屋上を後にした。唖然とするけど少し寒くなってきたので中に入る事にした。
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