み串め…

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   そして、俺が教室に着くと、すでに何人かは先に来ていて、お菓子を机に並べて、雑談をしていた。     「あ、紀和くんおはよぉ~♪ 今日はまた、早いんだねぇ?どうしたの?」      クッキーを、一つ摘まんで口に入れようとしていた女性が、そのまま口を開けた状態で、俺に挨拶をしてきた。     「あぁ、おはよう。まぁ、たまには降水確率を上げてみようかと思って、な?」      するとその女性は、カラカラと笑いながら答える。     「あはは♪紀和くんが普段と違う行動を取ると、雨が降るかもしれないって?      そう言う発想が、面白いんだよねぇ…紀和くんって♪」      …そうなのか…?    
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