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その、俺なりの精一杯を、まあまあの及第点としてくれたのか、周囲にいた人から…
暖かい拍手と『おめでとう♪』『お幸せにねっ♪』と言う声が聞こえてきた。
「…はぁぅ。な、何だか…照れちゃうよぉ。き、紀和ぁ…て、手を…離して?ね?」
そう、気付けばまだ俺は、寝子の肩に手を置いたままだった。
「ね、こ…」
「な、何よぉ?」
俺は、そのままの体勢で固まってしまって、動けずにいた。
…こういう雰囲気で。次に何をすれば良いんだ?あれか?抱きしめれば良いのか?
…なんだか、違うよなぁ…。
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