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そして、寝子も何とか落ち着いた様で、再び俺の前に向き合った時には、すでにいつもの笑顔だった。
「…紀和。ありがとう♪あたしも、紀和といつまでも、こんな風に過ごしていたいと…思ってるよ。
…だから、あたしの事…捨てないでね?」
「…善処しよう…」
…俺は思わず、捨てたりしたら、ストレイキャットだな…とか、思ってから…
意識を共有されていなくて良かった、と思った。
その俺の頭の中に、わたし寝子のものと思われる声が、聞こえて来た。
『あんたねぇっ!ストレイキャットって…言い得て妙、でしょうがっ!っくくく…ぷぷぷ!』
…聞こえて、いたのか…。
* ストレイキャットについて
判らない人は…調べてみると、納得すると思います。
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