よん串め…

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   俺は、目の前で行われている宴会に参加しつつ、意識を集中させながら…わたし寝子に、心の声を送った。     (その発言の中で、何か…腑に落ちない事はないか?俺は、一つだけあるんだが?)     『えぇ~?別にぃ…みたらし団子を、昨日作ってたのを見てたから、そんな風に思ったんじゃないのぉ?』      (…そうか?それなら、昨日は、あたし寝子は…何を持って来てた?)     『っ!…み、みたらし、だんごっ!?』      そう…それこそが、俺が感じた違和感の原因だったんだ。 (何で“昨日も食べたはず”の、みたらし団子を…今日“は”みたらし団子、なんて言うんだ?      おかしいだろ?普通だったら今日“も”に、なるんじゃないのか?)      俺の問いかけに、わたし寝子からは、何の返事も返ってこなかった…。     
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