よん串め…

4/55
前へ
/927ページ
次へ
   俺は、不安になって、わたし寝子へ訊ねてみる。     (…お~いっ!?聞こえてるのか?わたし寝子!?)     『…聞こえてるわぁ。そう、そうよねぇ?何で、みんなはぁ…昨日も食べたんでしょお?      それを、忘れてるぅ?おかしいわねぇ?それでぇ…紀和は?もう貰って食べたのぉ?      …あの子が作った、みたらし団子…』      その問いかけに、俺は答える。     (いや、まだ食べていない。もしもこれで、俺が食べた事で、寝子が泣き出す様な事があったら…      俺が今、考えている仮説が、一つ当たるんだが…)     『…何それぇ?先に聞かせて貰ってもぉ、良いかしら~?』      その、いぶかしむ様な声色のわたし寝子に、俺は今、自分が立てた仮説を説明する。    
/927ページ

最初のコメントを投稿しよう!

118人が本棚に入れています
本棚に追加