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俺は、不安になって、わたし寝子へ訊ねてみる。
(…お~いっ!?聞こえてるのか?わたし寝子!?)
『…聞こえてるわぁ。そう、そうよねぇ?何で、みんなはぁ…昨日も食べたんでしょお?
それを、忘れてるぅ?おかしいわねぇ?それでぇ…紀和は?もう貰って食べたのぉ?
…あの子が作った、みたらし団子…』
その問いかけに、俺は答える。
(いや、まだ食べていない。もしもこれで、俺が食べた事で、寝子が泣き出す様な事があったら…
俺が今、考えている仮説が、一つ当たるんだが…)
『…何それぇ?先に聞かせて貰ってもぉ、良いかしら~?』
その、いぶかしむ様な声色のわたし寝子に、俺は今、自分が立てた仮説を説明する。
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