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「…きゎが…ぁたしの作ったぉ団子…食べて…くれたぁ…」
そう言って、人目もはばからずに泣き出す、あたし寝子…。
この段階で…気付いた人も多いとは思うが…。
俺が立てた仮説…それは、あたし寝子が見合い写真を見せられた事により…
心が壊れて(あるいは塞ぎこみ)ある種の、閉鎖的な空間を作り出してしまい…
俺に、団子を食べて貰えたと言う、言わば寝子にとっての、喜びの思い出の中に、俺は閉じ込められてしまったのではないか…
と言うものだった…。
(ただし、この期間が…どこからどこまでか、と言う事によっても変わって来るんだが…)
俺は、わたし寝子の様な、未知との遭遇を経験していたお陰で、今回の事にも特に驚く事なく、冷静でいる事ができた。
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