『真・羅生門』

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「残念だ、御館様。お許し下さい、私の為に死んで下さい、ありがとう、そして、さようなら」 横に振った刀、少し遅れて鮮血が目の前に広がる。芋虫は体をぐたりと地面につけて起き上がる事をやめた。 もう男の「生命」は停止していた。
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